「富栖の里」映画化プロジェクト
姫路安富町と世界をツナグ
<企画内容>
今回、姫路市安富町にある日本初、世界で3番目"坑道ラドン浴"富栖の里を起点に、人と人の縁を繋ぐ物語を地域活性化と社会貢献、観光地誘致に向けての映画「ラドンの奇跡」を制作を致します。
安富町は田園風景が広がり、近くにはエメラルドグリーン輝く安富ダムやかかしの里と呼ばれる有名な場所や有形文化財がある場所でもあります。

<あらすじ>
ラドン浴は昔からガン治療や難病治療の治癒場としてしたしまれ、世界中の人々が訪れる世界でも珍しい場所になります。"坑道ラドン浴"富栖の里の創設者亀井義明とその妻の壮絶な人生と愛の物語、そして、治癒場を求めて縁で繋がる人々の物語を
ノンフィクション✖️フィクションで表現します。
映画予告編公開!!









ラドンと映画についてお二人の教授から貴重なコメントを頂きました。
ラドン吸入(放射線ホルミシス)で免疫力増強
大阪大学名誉教授・彩都友紘会病院長 中村仁信
放射線は高線量であれば、体に悪影響を及ぼしますが、微量~低線量では体にいい作用があり、放射線ホルミシスと呼ばれています。放射線は少しでも怖い、影響が積み重なって残ると言われてきた過去がありますが、間違った考えだったことが、近年、明らかになってきています。猛毒のトリカブトでも微量は漢方薬になっていることや、微量の紫外線は人体には絶対に必要であることを考えると当然です。私自身、放射線科医になってから約40年の間、低線量の被ばくを受けて来ましたが、78歳の今も現役で働き、実際の年よりも若く見えるようで、ゴルフも続けています。
ラドン吸入は、気体のラドンが肺胞から吸収されて全身に回ります。全身にいろいろな作用をしますが、最も大事なのは、免疫系細胞を活性化してくれることです。免疫力の強化によって、がんになりにくくなります。
がん治療後の再発をしにくくします。既にがんになっている人には、進行を遅らせます。また、活性酸素の消去力が強くなりますから、がんだけでなく、その他の生活習慣病にも強くなります。
もう一つ言うと、微量放射線はミトコンドリアを元気にします。ミトコンドリアはエネルギーの源ですから、体が元気になります。アポトーシス(細胞の自殺)で、がん細胞が死にます。普段はカリウムの多い食物(野菜や果物)からのカリウム40(カリウム全体の0.01%)を使っていますが、不足することが多いので、時々軽く放射線を浴びるのがいいのです。
映画「ラドンの奇跡」製作に寄せて
岡山大学名誉教授,特任教授・特命教授 山岡聖典
ラドン温泉は不老(健康)長寿の湯とも薬湯とも言われ,古今東西・多くの老若男女が治療・症状緩和や予防・健康増進に利用されています。
この健康効果の現象確認・機構解明や医療・健康増進への応用に関して,ラドンなどの微量放射線による適度な生理的刺激作用に伴う環境適応能力の亢進などの観点から,私は40年余り世界的にも稀となる研究を進めてきました。
他方,富栖の里のラドン坑道は欧米2箇所とともに日本で唯一と希少価値があり,自然力を活用して健康効果をもたらす坑道ラドン浴施設として有名です。この施設は今日まで利用実績も高く多くの皆様に喜ばれ感謝されている現状からも,開設・運営されてこられた亀井義明会長をはじめ関係者は卓越された先見の明をお持ちであり,健康増進実現を通じて社会貢献もされておられる素晴らしい方々と日頃から敬服しているところです。
この度の映画製作の趣旨は,貴重な富栖の里での坑道ラドン浴の魅力などを後世に伝え,またより多くの方々に知って戴き末永い保存・ご愛顧を願ってのことであり,私も賛同する一人です。健康効果の歴史としてラドン温泉が1000年近くに対して,利用メリットや未知なる面もあるラドン坑道は100年にも満たないものの関心度の高い療法と言われています。その意味においても本映画は価値があり,世界的規模での発信を期待するものであります。